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新規事業/ビジネスモデルデザイン

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ビジネスモデルの作り方(デザイン)

ビジネスモデルの定義については、慶應義塾大学SFCの国領二郎教授が次のように述べています。

経済活動において「四つの課題に対するビジネスの設計思想」
1.誰にどんな価値を提供するか
2.その価値をどのように提供するか
3.価値の提供にあたって必要な経営資源をいかなる誘因のもとに集めるか
4.提供した価値に対してどのような収益モデルで対価を得るか

特に「価値」という言葉が多用されていることにお気づきかと思いますが、ビジネスモデルの作り方やデザインにおいて「価値とは何か」を考えることが第一歩となりそうです。
 

 

価値とは「具現化された意味」

「価値」とは何でしょうか?哲学者で美術評論家でもあるアーサー・ダントー コロンビア大学名誉教授は、「具現化された意味(Embodied Meaning)」と述べています。

ここでいう「意味」とは「想い」「欲求」「欲望」「生き方」「在りたい自分」といった言葉の総称であり、上位概念であるとお考えください。

マズローの欲求階層で言うところの低い欲求、「食べたい」「寝たい」から「誰かと繋がりたい」「愛し合いされたい」「想いを実現したい」など高次な欲求などが「出現したもの」「具現化されたもの」、それが「価値」です。
だから、同じものであっても、誰かにとっては価値あるもので、違う人にとってはそれほど価値がないということもあります。あるいは状況によって異なるときがあります。

1杯の水の価値は、普段はそれほどでもなくても、砂漠の中で1人きりという状況では、とてつもなく高い価値に感じられるでしょう。

そして国領教授の定義にもあるように、価値を提供したり経営資源を集める相手、対価を得る先がいます。つまり「ビジネスモデル」とは、「価値をやりとりするネットワーク」、「価値の生態系(エコシステム)」を構築することです。

もともとのビジネスの起こりは、例えば山で採った獲物と、海で捕らえた獲物の交換の際、それぞれの獲物の価値をどう考えるかというところから起こったもので、その交換手段として貨幣も生まれました。
ビジネスデザインの基本的な構造は、野山を駆け回っていた太古の時代も電子データが飛び交う現在においても本質は変わらないわけです。

「価値の生態系」を可視化するフレームワーク「ICONIX for Business Design」

ビジネスモデル・デザインのツールやフレームワークというと、例えば「ビジネスモデルキャンバス」などビジネスに必要な要素を分類したり列挙する静的(スタティック)なツールがよく使用されますが、私たちは現在のように変化が激しく、先が読みづらい状況の中では、そのような絶え間ない環境の変化にも対応できる動的(ダイナミック)なツールやフレームワークが必要であると考えました。

「生態系」という考え方は、食物連鎖に代表されるようにダイナミックなシステム(エコシステム)なわけですが、ビジネスモデルにおいてもそのようなダイナミックな動きや振る舞いを可視化し、変化する状況を取り込むモデル「ICONIX for Business Design」を開発し検証を重ねた結果を、2020年に日本ビジネス学会で発表しました。


 

「ICONIX for Business Design」の特徴

・個人ビジネスから大規模なビジネスまで適用が可能。
・曖昧な想いを具現化し形にすることができる。
・変化する環境を取り込むことができる。
・アジャイルと組み合わせて、何度も繰り返して修正を重ねるのに適している
・グランドデザインの作成だけでなく、細かいタスクに落とし込んだり、担当(部署)や一人ひとりの行動を時系列に設計することもできる。
・シミュレーションの作成にも対応している。


 
参考記事
新しいビジネスモデルの作成(構築)方法

CVCAで独自のビジネスモデルを構築する

コロナ禍でビジネスモデルを転換するための方法論

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