因果ループ図やシステムダイナミクスのストック&フロー図を描く際に使われるソフトウェアが、Vensimです。
同じようなソフトには、ほかにAnyLogic、STELLAなどがあります。
これらのソフトは購入すると数万円~数十万円しますが、評価版、学生用など「因果ループ図やシステムダイナミクスを学ぶ目的」に使用する分には無料で使用できるものが多いです。
中でもVensimPLEは、「使用期間に制限がない」「正規版の主要機能がほぼすべて使用できる」など使い勝手が良いこともあり、多くの利用者がいます。私自身慶應大学院の修士論文でこのVemsimPLEを使用しましたが、複雑な図やその計算、グラフなど含め比較的簡単に使うことができました。


VemsimPLEは下記URLからダウンロードすることができます。
http://www.vensim.com/freedownload.html

ダウンロードしたソフトを開いた初期画面が、このような感じです。
 

 
英語の画面に、「おおっ」となった方もいると思いますが、もちろんそのまま日本語で描写できます。一応、上のメニューを日本語にしてくれる機能もありますが、そのままでも特に不便はしません。特に因果ループ図に限って言えば、Variable(変数)とArrow(リンク)しか使わないので、あまり難しく考える必要はないと思います。

実際の使用方法

このVensimPLEを使用すると、因果ループを簡単に作成することができます。

その1.変数を入力する。

まず、メニューのVariableをクリックします。

 

続いて、キャンパスの任意の場所をクリック。そうすると図のように入力窓が開きます。
 

 
そのまま変数を入力。上に記したように、英語でも日本語でも入力ができます。
 

 
 
上図の状態からEnterを押せば、入力完了。続いて、他の変数も同じように入力します。
 

 
 
入力完了です。
  

 

変数をすべて入力したら、この変数をリンクでつなぎます。まずvariable(変数)の時と同じようにメニューのArrowをクリックします。
 

 
そして「変数」のひとつ「卵」をクリック。
  

  
そのままドラッグすると、矢印が伸びます。
  

  
リンク先の「にわとり」をクリックすると、ふたつの変数がリンクで結ばれます。
  

  
ただ直線のままでは因果ループっぽくないですね。そこでリンクの真ん中にある白い点をクリックしてドラックすると、リンクの矢印が曲線になります。
  

  
また、最初から曲線を描くには、曲線の中間のポイントを一度クリックして、
  

  
二度目のクリックでリンク先の「にわとり」をクリックすると、曲線として描かれます。
  

 
 
  
次にリンクの+や-を記入します。正の相関なら+、負の相関なら-を記入でしたね。リンク(矢印)の頭を右クリックしてください。ここでは正の相関(卵が増えればにわとりも増える)ですので、Polarityの+を選択します。
  

 

  
+記号が記入されました。
  

 
 
  
にわとり→卵のリンクも同じように記入します。
  

   
  
 
これは、自己強化(Reinforce)ループですので、Rの識別記号を記入しましょう。
2段目の右から4番目のCommentをクリックします。
  

 
 

そして、ループ図の中央をクリックすると下記のような画面が開きます。
  

 
 
Comment欄にRと記入し、その上のLoop CKwse(時計回り)にチェックを入れます。
 

 
 
 
これでループ図完成です。